1942年京都市生まれ、京友禅師・林部壽峰(父)に師事、1972年独立。
「天然染料による手描友禅研究」で独自の草木染友禅を確立。
「セルロースへの草木染め研究」を重ね、木綿・麻・木工・和紙等植物繊維への、染着堅牢な加工技術を開発。
【主な受賞】
「長野県手描友禅新作展」友禅大賞、県知事賞
「信州染美展」染美展大賞、県知事賞
「全国染織作家協会展」新人賞
「全国繊維工芸技術展」全国繊維工業技術協会長賞
「全日本手工芸指導協会創立25周年記念展」内閣総理大臣賞
「第1回草木染めビエンナーレ国際公募展」グランプリ大賞
平成10年 長野県卓越技能者「信州の名工」に認定
平成21年 伝統工芸品産業振興会より 伝統的工芸品産業功労者として表彰
平成23年 長野県推進 長野県「ものづくりマイスター」認定
平成25年 厚生労働省推進 厚生労働省「ものづくりマイスター」認定
令和 5年 現代の名工 表彰
”友禅”は、絹織物に手描きで繊細な模様を染め込む染色技法。
華やかで格調の高い着物に使われます。
筆や刷毛を使い、丹念に色をさして行く作業には、熟練の技術力と感性が要求されます。
信州手描き友禅は、山野の草木を原料とする”草木染”の技法を、伝統的な友禅に取り入れたもの。
色彩が豊富で美しく、しかも色あせしにくいと、高い評価を得ています。